永遠を焦がれるままに。A writer;美城丈二Another face綾見由宇也
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掌編稿『落日の岬』
2007-03-07 Wed 19:29
 一瞬間、その一帯、空気がいっぺんに押し迫ってくるかのような、落日の岬にはなんとも言い難い逼塞感が僕の胸中に漂ったのだ。眼下に見下ろして、ひんやりと背筋が這い上がってきたかのようで、あの時、僕は僕独りでは無かったことに少々安堵した記憶が、ある。仲間と岬巡りを、した。北海道の小樽の友人の案内を乞い、襟裳岬、知床岬、宗谷岬と車一台で代わる代わる運転し、走破、した。皆、うら若かったから、なけなしの金を出し合い、ひとりの者が北国を旅しようと言い出し、いいねいいねと言い合う内に、あっという間にその了見は成立し、皆でいや四人で、気がつけば東北自動車道を青森へと向かっていった。途中で名も無き地元の猟師さん達がよく入りに来ると聞いた月夜を真上に臨むかのような温泉場で、しばしの旅装を解いた。シルエットに映える、影だけの笹竹。湯の流れる音だけしか聞き取れない。青函連絡船の波止場に車を止めて、始発を待つ合間、皆、惰眠に耽った。函館五稜郭を越え、友人の母が待つ小樽へ。そこでたらふく石狩鍋なんぞを頂いて、その叔母さんが働いておられるという全国にその名、轟く有名な競走馬牧場へと駆けていった。特別に往年の名馬に跨らせてもらう。いや、実に
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