2008年07月24日 23:39
2007年11月25日 22:28
北の大地の片隅で僕らは仄(ほの)かな希望を信じて生きている。嘘つきだとかほら吹きだとか昔は散々言われたけれど安い情事で微(かす)かに蠢(うごめ)いてまま夢を語ったとしても楽しい気分にもなれやしないじゃないの。普通に僕も痛い想いをして更に恋をして日常に埋没してはきたけれど今ではまるで忘れちまったあの頃の情景が影絵のようにふらふらと浮かんでは霞(かす)んでいく。時代は変わってしまったよ。それでもいまにきっとと思いながら僕は陽も沈みゆく頃こうしてものを書いている。仄かな希望のなにがしか。また僕は10代の頃のようにさも平然と嘘をつきたい。そんな僕を僕は傍(はた)から語っちゃいけないよ。
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- 『向日葵、無残。』掌編寄稿・風友仁
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