2008-12-29 Mon 01:36 |
この世の中、どうも湿っぽい。何か、暗く陰鬱とかそういった感覚ではなく、どろどろとしているというか、くちの底にへばりついてきそうな、いかにも眉をしかめたくなるほどの苦々しさ、湿っぽさという感じです。一体、いつからこんな湿っぽさになったのか?僕には判然と解釈する能力は無い。
まぁ、易々とは詩文に浸れない。そう、僕はいつもこうして物書きの世界へと逃げ込んできた。遂に安っぽく下世話を織り込んだ詩文ばかりにやつれてはおりますが、いまの僕をそれらはいつだって暗示しており、返す返す振り返った先の僕を見るようで、いや苦笑苦笑、 「僕らしくもないや」 と振り返るたび思う僕も居る。 様々な感銘を日々に僕は僕の文句を言葉として発している。 届くはずもなく、この世の中はいまにも地面が溶けて朽ちてしまいそうなほど、どろどろと湿っぽく、僕の心に滲(し)みてくる。 「僕が僕じゃあ無いような・・・・・・」 僕は懸命に、そんな思いを飲み込んで歩んでいるのだ。 本年のご愛読に心より深謝致します。お一方お一方、幸多からん明ける年でありますよう。 美城丈二
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Re: 滲みる。
kairouさん、コメント、嬉しく拝見させていただきました。ここのところ、様々、執筆に追われ、昨夜はようやく自身のサイトを振り返ることが出来ました。嫌な世の中ですが、だからこそ自分を顧みることが出来る時間を有している僕は幸せものだと感じてもおります。来年は後厄を過ぎ、これまで書き連ねていたものが結実していけたらなぁという淡い期待を抱いております。もはや読み手側としてはkairouさんにはとても敵わないなぁ(苦笑)。
明くる年、kairouさんにとってより良き年であられますよう、心から祈念致しております。この繋がりはほんに貴重です。 お心遣い、有難うございます。美城丈二
2008-12-29 Mon 13:42 | URL | 美城丈二 #-[ 内容変更] Re: 滲みる。
おじゃまします。
>暗く陰鬱とかそういった感覚ではなく、どろどろとしているというか、くちの底にへばりついてきそうな、 暗いだけならまだしもです。「どろどろしている」、その感覚が、私なりに分かるような気がしています。心や事件の専門家でも原因を突き止めるのは容易ではないでしょう、なにを見ても読んでもピンときません、こじつけのような…、それよりも「どろどろしている」と言った方が、ハズしていないような感じがします。難しい時代ですね。 それを「滲みる」というあたりが美城さんです。評論家になるのは簡単だけど、物書きは時代に寄り添うものだと思うのです。昔の文士から学ぶのは、そういう姿勢(視点)だと思うのです。美城さんも、お変わりなく、物書きさんだなぁ、と嬉しく思いました。 と突然やってきて、でしゃばったことを書いてしまいました^^; 来年もコッソリと見に来ますので、笑。 どうぞお体に気をつけて、がんばってください! 私は来年、もっと本を読みたいと思います! |
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